新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

さて、日本は少子高齢化が進み、あらゆる面で成熟し、もうこれ以上の成長はないのだろうと考えています。
この日本社会でどんな希望を持てばよいのでしょうか。

私は二十代に墨田区で税理士事務所を開業し独立しました。
少しずつ税務顧問先が増えていく中で経済的に自立することができました。

次に考えたのは幸せとはなんだろということです。
税理士という職業柄、様々な年収の方とお付き合いがあります。
そういう方とお付き合いするうちに収入を得て、ものを購入することで満たされる幸せはたいしたことがないと思うようになりました。
大切なのは毎日充実した生活を送ることだと思い始めました。
それを言い表したのが偶然目にした福沢諭吉の心訓、第一条でした。

「世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です」。

私には幸いにも税理士という生涯続けられる仕事があります。
これを毎日頑張ろう、それが私の生活だという当たり前の結論に至りました。
そして、私の前にいるお客様は「これを一生涯の仕事にしたい」といって私を頼りにしてくれています。税理士はそのお手伝いができるとても大切な仕事だと思いました。