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中田和宏税理士事務所 Kazuhito Nakata Tax accountant office

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Column

税理士コラム

2015.03.03

確定申告、所得税、格差

東京都墨田区は荒川と隅田川に囲まれた地域です。
隅田川にかかる白髭橋を墨田区側から荒川区側へ渡ると、そこに水鳥たちのオアシスがあります。
暖かくなるにつれ水鳥がこの場所を去ってゆきます。
今は数えるほどしかいません。
春がそこまでやってきているようです。

昨日の日本経済新聞では格差で話題のピケティを取り上げる記事が2本ありました。
今私が一生懸命こなしている確定申告、所得税は収入が多い人ほど高い税率が課せられ、徴収された所得税は生活保護など所得が少ない人へ分配されます。
ピケティはこれだけではお金持ちとそうでない人の差は埋まらないと言っています。
持っている資産そのものが利益を生むので、保有資産に課税しないとお金持ちはよりお金持ちになり格差が拡大すると言っています。
これは超の付くお金持ちに限った話だろうと思います。
税理士である私が知るお金持ちはただならぬ努力によってお金持ちであり続けています。
一方で先祖代々の資産にあぐらをかいて生産性のない人間になり、朽ち果てていく姿も知っています。
格差とは頑張れる人と頑張れない人の生み出す力の格差だと思います。
若しくは頑張る必要がある人と頑張る必要がない人との格差ともいえるでしょう。

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