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中田和宏税理士事務所 Kazuhito Nakata Tax accountant office

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Column

税理士コラム

2013.10.22

相続と贈与の話

埼玉県川口市に隣接する都市農業公園へ行きました。
墨田区向島から約10キロほどです。
先月訪れたときは田んぼに収穫間近の稲穂がこうべを垂れ、オタマジャクシや蛙、ショウリョウバッタやヤゴなどを採集することができましたが、今回は稲刈りも終わり、昆虫の姿が見えませんでした。
いつの間にか我が家のカブトムシも全滅し、楽しかった夏が遠のきます。
それと同時に、墨田区にある税理士事務所の繁忙期(年末調整や確定申告)が静かに近づいています。

さて、親が亡くなって1億円の賃貸物件を相続したとします。
相続税は2000万円でした。
相続人は2000万円の支出をひどく悲しむでしょう。
しかし、考えてみてください。
1億円の物件を2000万円で取得できたわけですからもっと喜んでもよいと思います。
また、この2000万円の納税はシュミレーションによって事前に得られた情報です。
ならば親から子へ毎年100万円現金の贈与を20年行っていれば、そのお金で相続税を支払い、子供は負担なく物件を手に入れられたはずです。
もしくは賃貸物件を生前贈与していれば、一時的に贈与税はかかっても、その後に得られる不動産収入で贈与税は賄えたでしょう。

すべては事前の準備です。
会社を経営している、または、確定申告を税理士に依頼するなど税理士と接点のない方にとって相続は大きな不安要因なのでしょう。

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