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中田和宏税理士事務所 Kazuhito Nakata Tax accountant office

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税理士コラム

2012.11.06

消費税率の引き上げ(墨田区の税理士の備え)

手帳をめくって10月の16日から31日までの日程を振り返ってみると、朝晩を除き事務所にいたのは七時間でした。つまり、勤務時間のほとんどを顧問先回りに費やしていました。
書類のやり取りだけで、集金は振込というのが税理士事務所の主流ですが、書類は手渡し、集金は現金でというのが私のやり方である。お客様は申告書を作ってほしいから税理士を雇いますが、実際は相談・アドバイスに期待しているように思うので、試算表の作成や申告書の作成は朝晩に行い、昼間は顧問先へ出向いています。

さて、昨日は朝から午後一時半まで私の税理士事務所で9月決算の申告書を作成、午後二時から五時まで神田にあるエッサムホールで研修を受けました。
研修内容は消費税についてで、前半が消費税の計算方法の一つである個別対応方式のおさらい、後半は個人事業者のトラブル事例です。
何度も聞いた話でもハッとする部分がありますし、講師の先生が当然知っていますよねという話を知らず、研修は毎回勉強になります。
今回の研修でも話題に上がりましたが平成26年4月より消費税率が引き上げられます。私の税理士事務所では来年3月の所得税確定申告、贈与税申告が終わったころから準備を始めようと思っています。
平成26年4月に消費税率は8%に引き上げられます。その引き上げ前には物が売れますので景気は必ず上向きます。また、平成27年10月1日からは消費税率が10%に引き上げられますので、8%に引き上げ後の景気はそれほど落ち込まないと思いますが、やはり心配なのは10%に引き上げ後でしょう。
私も墨田区で税理士事務所を経営する立場なのでこれから向こう三年間でどれほど頑張れるかが大事と考え、現在ハローワークに求人を出しています。そして、三年後の景気後退時に向けて、倒産防止共済を満額の800万円まで積み上げて備えたいと考えています。
これから政治運営はどの政党が担うかわかりませんが、期待はせず、自ら備えておこうというのが私の考えです。

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