0

中田和宏税理士事務所 Kazuhito Nakata Tax accountant office

お問い合わせ

Column

税理士コラム

2012.06.12

経済力

私の税理士事務所は押上駅から東京スカイツリーの反対側に5分ほど歩いたところにあります。東京スカイツリーには大勢の人が来ていますが、線路の反対側はひっそりとしています。墨田区内を周遊する小型バス「すみまるくん」が運航していますが(料金100円)、観光客が利用しているのではなく、墨田区民の生活の一部になっているようです。また、押上駅も人でごった返しているということもありませんので、おそらくは観光バスが乗り付けているのでしょう。そのため、東京スカイツリー周辺への経済効果はあまりないようです。今月顧問先を巡回監査すればもっと情報が集まると思うので改めて報告します。

さて、やりたいことをやりたい時にやれるのが幸せだといろいろな人が言っています。私もその通りだと思います。私が一番の贅沢だと思うのは夕方六時に子供とお風呂に入っているときです。普通この時間はまだ仕事に追いかけられている時間ですが、仕事を離れ家族と過ごせているということです。
現在発売中の雑誌ゲーテで村上龍は経済力でしか解決できないことがあると書いています。自由を求めて少しずつ経済力を上げて幸せになりたいですね。究極は自分が働かなくても収入が入ることです。家賃収入や株の配当などがそれらにあたるでしょう。
ちなみに所得税法では所得を次の10種類に分類しています。

① 利子所得・・・公社債や預貯金の利子(ぜひ増やしたいですね)
② 配当所得・・・利益の配当や投資信託の収益の分配(これも増やしたい)
③ 不動産所得・・・不動産の貸付収入(リスクがある)
④ 事業所得・・・各種事業から得られる所得(独立開業)
⑤ 給与所得・・・給料(これだけでは限界が)
⑥ 退職所得・・・退職手当(あまり期待できません)
⑦ 山林所得・・・山林の伐採譲渡による収入
⑧ 譲渡所得・・・資産の譲渡(不動産や株の売却)
⑨ 一時所得・・・保険の満期金など(今は利回りが悪いから難しい)
⑩ 雑所得・・・上記に該当しないもの(年金など)

以上が税法で分類されています。若い人は住宅ローンを抱えているので投資に回す余裕がないと思いますが、当初の契約通りに返済していくのではなく、稼ぎを増やし、どんどん繰り上げ返済していきましょう。

フッター画像