2012.04.24
情報を役立てる
電車内で私は新聞を読むことが多いのですが、周りを見渡すと皆スマートフォンを操作しています。新聞を読む人は減ったのでしょうか。インターネットでニュースを拾うと自分に興味のあるトピックスしか見ませんし、情報としても薄っぺらいものです。
情報をいかに役立てるかが大事であって、トピックスではそれが難しいと思います。トピックスでは芸能人の熱愛情報も、消費税率引き上げの情報も同じ程度にしか受け止めることができません。
4月18日の日本経済新聞の一面には大学が国際競争に打って出る話が掲載されています。留学生を受け入れるためには教員の語学力が必要だと書かれています。こういう記事でもじっくり読めばいろいろと考えが浮かんできます。留学生が暮らす寮を経営するビジネスが立ち上がるのだろうかとか、自分の子供に英語を身につけさせれば、国内にいても留学生と国際交流できるのかなと考えます。毎日新聞を読み、いろいろ考えると頭の訓練になるし、顧問先との会話の雑談として有用であり、また、顧問先に役立つ話ができる場合もあります。そして、私の場合にはコラムを毎週書いているので文章を書く能力を上げるために活字を読むことは大切です。
顧問先を訪問し、試算表やグラフなどを提示し、現状把握と分析、予測をしています。出来上がった資料を顧問先に送り付けるだけでは、顧問先の社長や経理の方がインターネットのニュースのトピックスを見るのと変わりません。 忙しいのでそれで十分と考える会社もあるのでしょうが、私はそれでは税理士の仕事としては不十分と思います。
毎月きちんと会社に訪問してご説明するのが中田の税理士の仕事です。