0

中田和宏税理士事務所 Kazuhito Nakata Tax accountant office

お問い合わせ

Column

税理士コラム

2010.11.29

何歳になっても起業はできます

私はいつも何かしていないと落ち着かない性分です。たまに実家に戻りみんなで談笑していても落ち着かなくなり、家の外に出て、箒でゴミを集めたり、植木の不要な枝を払ったり、のんびりするのが下手なようです。
ですから日々の移動も手持無沙汰になる電車よりも車の方が能動的な気がして、ついつい車に乗ってしまいます。

そこでたまには電車の旅はどうだろうと考え、家族を連れて出掛けました。
まずは錦糸町に出て、総武快速線に乗りました。 五井駅に着くと、ホームで売っているあさり弁当を買い、小湊鉄道に乗り込みました。
車の移動では子どもとゆっくり話すことはできませんが、電車では子どもの顔を見て話をできます。
小湊鉄道は上総中野が終点で、そこからさらに「いすみ鉄道」に乗り換え、終点の大原駅に到着です。大原からは特急に乗り東京駅まであっという間でした。 一日ただひたすら電車を乗り継いでいただけでしたが、ゆっくりと家族と過ごすことができ、心に残る忘れられない一日となりました。

さて、今年に入り、会社や役所を退職した後、起業したいという相談が増えています。勤勉な方は退職後しばらく遊んでいてもその生活に飽きてしまうようです。少ない収入でもよいから働いていたいそうです。
このような方が会社を設立し、会社を運営する場合に私が一番気にするポイントは「いつでもやめられる」状態であるかどうかです。
高齢の方の場合には、本人または家族が病気になり、仕事が継続できなくなる場合があります。また仕事を楽しめなくなる場合があります。大きな見返りがほしくて仕事をしているわけではないので楽しめなくなったら終わりにしたいと考えるようです。

このような場合に備えて、いつでもやめられる状態にしておくことが重要です。
すなわち大きなリスクは背負わないことです。短期間で投下資本を回収できるようにすべきです。
また、きちんと会社決算を行っておけば、会社を売却するときに交渉相手に正確な会計資料を提示でき、交渉が進めやすくなります。

フッター画像